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テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想 橘 玲 著

テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想 書籍カバー

イーロン・マスク、サム・アルトマン、ピーター・ティール、ヴィタリック・ブテリンといったテック企業の創業者たちは、なぜ国家や民主主義を超えた「究極の自由」を追い求めるのでしょうか。本書は、彼らが信奉する「テクノ・リバタリアニズム」をわかりやすく解説しています。

リバタリアニズム(自由原理主義)を、AIやブロックチェーンなどのテクノロジーで実現しようとする思想です。著者は、これを「世界を数学的に把握する者たち」のイデオロギーと位置づけ、第一世代(マスク、ティール)と第二世代(アルトマン、ブテリン)の違いを明らかにします。

一方向は分散型(暗号無政府主義)、もう一方向はAIによる最適化統治(総督府功利主義)。どちらも、既存の国家を超越した「数学的に正しい」社会を目指しています。

今月のメイン記事で触れたステーブルコインや暗号資産の動きも、このような思想の延長線上にあります。テクノロジーが指数関数的に進化する中で、こうした考え方が現実の市場構造を変えつつあるのです。

本書を読むと、テック巨頭たちの思考の根底にあるものがはっきりと見えてきます。一見遠い世界の話に思えても、私たちの生活や経済の未来に深く関わってくるテーマです。変動の激しい時代に、新しい視点を得る一冊として、ぜひ手に取ってみてください。

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